ワタリウム美術館の新政府展に行ってきた。やっぱり坂口氏は凄かった。

まいど、@takasugiuraです。

近々行こうかなくらいに思っていた坂口恭平氏の新政府展。
何気なくツイッターを眺めていたら、今日の3時頃まで美術館におられるとのツイート。

おぉ、今日行けば本人に会えるかも!これは今日行くしかない!と思い立ち急遽行って参りました。
(チャリで1時間半掛けて行きました。)

入国から全てが始まる


まず、エントランスから受付に行くと
スタッフに「入国に必要な新政府のパスポートです」パスポート(入館証)が手渡されます。

受け取りつつ、あっ、ここからは新政府エリアなのかと違う国だということを意識させられます。憎い演出です。

そしてエレベーターで2、3、4階と順に上がっていく順路で、
各フロアにドローイングやモバイルハウスの現物が展示されています。

4階がなんだかんだ一番オモシロいかなと個人的には思いました。
何が面白いかって?
それは行ってからのお楽しみということで。

では、感じたことを書いていきたいと思います。
 

自由な空気で充満していた

エントランスからビンビン感じます、自由な空気。
だって、大の大人が公に新政府だって公表して活動してるんですよ。
庶民レイヤーで考えたら明らかにオカシイし、やろうともしない。

それを堂々とやってのける坂口氏。

その行動力、情熱から、
「人はもっと自由でいいんだ!やりたいように生きればいいんだ。」
そう感じました。

日頃から見えない常識の枠に縛られてる自分を再確認することができました。
可能性は目の前を何回も通り過ぎているんだと思う。
問題はその可能性に気づくsenseがあるかどうか。

自由を手に入れるにはそのsenseを磨き上げて、気づき、行動に移すことが必要なんですね。
 

できそうだけどできない

展示されている作品を見ていると、あれ?これは自分でもできるんじゃない?と思えるものもままあります。

でも、多分それはすでにそこにカタチとしてあるから思う訳で、実際何も無い状態からそのクリエイティビティを発揮するのは容易ではないと思います。

それでも、何か手に届きそうな作品に自分が勇気づけられます。

これでもいいんだ、未完成でも世に公開すればいいんだ。
全ては現在進行形で表現すればいいんだと教えてくれます。

完成するまで温存していては時期を逃してしまう、そう思います。
だいたい完成されたものなんてつまらないですよね。

未完成だからオモシロい。次があるからオモシロいんですよね。マンガと同じです。

これを機に自分でもとにかく未完成でも世界に公開していく、ということを実践していこうと思います。
 

明確な目的、新たな価値観の提示が大事

放送されていた映像で坂口氏は「0円で生活できる場所を作ったらどうなるか実験」をするために新政府を立ち上げたと言っています。
そして、その根源には「自殺者ゼロの世界」の実現というミッションがあります。

既存の貨幣経済から脱却することが、自殺者を無くす道だということを示してくれています。

お金の為に生きる、働くから生活が苦しくなってくる、お金がないと何もできないと思ってしまう。

現代の様々な問題が「お金」から来ているという点は共感します。
お金は本来、モノを交換する為の道具だったのに、いつの間にかそれが絶対的な価値を持つ存在になってしまっています。

本来お金そのものには価値は無いはずなのに…。

話を戻すと、坂口氏は明確なミッション、ビジョンそして行動、実践があります。
その全てがうまくリンクして新たな価値観を提示し、多くの人を惹き付けてやみません。

これからの時代は、明確な価値観を提示してそれを世界に向けて発信することで、世界を変えることが可能ということです。
戦うんじゃなくて、新たな土俵で挑むという姿勢。

のろしを上げた者勝ちなのかなと感じます。
といってもそこにオモシロさが無いとダメですけど。

私自身もオモシロい新たな価値観、追求していきたいと思います。

さいごに

今の自分にとって良い刺激になった展覧会でした。

そして、勢いで行ったおかげで、1階でエレベーターを待っているときに、坂口氏ご本人に遭遇できました。
あまりの突然の出来事だったので、

私  「坂口さんですか??」
坂口氏「どうも、坂口です( ー`дー´)キリッ」
私  「あっ、どうも(;´∀`)」

ち〜ん。
何も言えず…。
そんな感じで会話終了でした…。

でもご本人に直接会えてよかったです。なんかオーラ感じましたし。
あぁ、完全にファン化してしまってる…。

そんな感じで(どんな感じやねん!)新政府展おすすめです。是非。
私は未来編も行きます☆

ほまたま。

watari-um art museum next exhibition 坂口恭平、新政府展

 


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