どうも、杉浦(@takasugiura)です。
世界的にも今話題になっている「リワイルディング」ていうワード。
日本語で言うと「再野生化」
文明に染まってしまった現代に再度、野生を取り戻そうという動き。
以前から環境問題や人の健康に関心があり、最近その問題の根源は文明社会なんじゃないかと思ってます。
文明に飼い慣らされることでラクで便利に暮らせるようになった僕達は、その便利と快適を引き換えに大切なものを失いつつあるんじゃないかと感じてます。
そう、それが野性のチカラ。
人本来持っている身体能力や思考能力。そして、五感。ときには第六感も。
便利な文明の機器はそんな人間の能力を衰退させてしまってるんじゃないかと。
舗装された道路、靴は足を、歩くことを退化させ、
車がそれをさらに強化しています。
時計は正確な時間を教えてはくれるけど、それなしだと今がだいたい何時頃かも分からない。
太陽の位置、月の位相、星の位置を見なくなってしまった。
空を見ずにうつむいてスマホに夢中している。
アプリで天気予報は分かるが、空を見て、風を読んで天気を予測できなくなってしまった。
スーパーに行けば必要な食糧はなんでも揃うけど、野山に行って何が食べれて、何が食べれないものかは見分けがつかない。狩猟なんて論外。
35年の住宅ローンを組んで職人さんに家を建ててもうらうことは出来るけど、自分のチカラで自分の住処をつくることが出来ない。野生動物はみんな自分の家は自分で作っている。
家を作れなくなったのは人だけなんじゃないか。
ライター一つで火は簡単におこせるけど、木を使って火を起こすことができない。
リワイルディングはそんな本来人が持っている能力を取り戻す取り組み
別に文明社会そのものを否定している訳じゃありません。
僕たちは既に骨の髄まで文明に染まってますから、それ抜きではもはや生きていけないと思ってます。いまさらプリミティブテクノロジーのような旧石器時代には戻れないんです。
そこに回帰することに余り意味を感じないんですよね。
というより、いまある良いものは活かして、「現代人としてより良く生きたい」というのが思いです。
その中でも特に食糧においては極力文明のモノから距離を置く必要性を感じていて、
人がつくった食品ではなく、野性のチカラが宿っている食を食べることが必要だと。
野菜ではなく、野草、山菜。穀物をエサにしてる豚、牛、鶏ではなく、ジビエ(イノシシ、シカ、キジ等)。養殖の魚介類ではなく、天然ものの魚、貝。
人が施肥、エサを与えていない野性の生命。本来の生命。
生命を維持できるのはホンモノの生命だけだと思っています。
食べ物みたいなものばかり食べていても人の健康は維持されないんだと。
栄養、成分とかじゃなくて、生命エネルギーが大事なんじゃないかと。
さいごに
最近は少しづつですが、野性のチカラを日々の暮らしに取り戻していっています。
その詳細についてはまた記事にして紹介していこうと思います。
ほなまた。
この本はまとまっていてオススメ。早くレビューしないとw
NHK出版
売り上げランキング: 3,751