僕が考える「現実脱出論」

坂口恭平氏の「現実脱出論」、面白い。

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解像度を上げることで見え方が変わってくる、現実というものの認識が変わってくる。
僕達はどうやらこの世界をなんとなくしか見ていなくて、認識していなくて、固定化されてると思い込んでいて、ということを気づかせてくれる。

坂口氏の著書はいつもそうだ。
僕に新たな視点、認識を気づかせてくれる。完全に狙い通りやられている訳である。

認識を変えることで、現実を違う形で受け止めるというのも一つの 現実脱出の方法ではあるが、僕はもっとシンプルに現実脱出を試みたいと思っている。

山林を買ってそこに住むということ[現実脱出論]

簡単に言うとそういうこと。
山を購入して、そこで自給的な暮らしをする。
必要なものはmade by hand精神で作る。電気はソーラー、風力で。燃料は薪を。水は川から引いてくる。食料は作る。

で、山林はそれなりの広さがあるから、空いてる所を貸して(キャンプサイト的な)日本銀行券を獲得する。豊洲のワイルドマジック的ビジネスもアリ。また山ライフ体験ツアー等を企画しても面白い。

自然の恵みの中で暮らせば、貨幣労働も最小限で済む。
それこそが現状最強の現実脱出論。

しかも地方の山林は8000坪でも500万もしない所もままある。
いい車1台買うなら山を買った方がいい。

都市部に数千万する土地とプレハブ住宅を買ってそこに35年縛られる現実。
僕はそんな所に本当の自由、幸せがあるとは思わない。

いい会社に勤めて、いいクルマに乗って、いい家に住む。
資本主義的な世界ではそれがいい暮らしだと言われている。

逆に言うと、いい暮らしだと思わせないと売れないからね、家とか車は。

どれだけ消費を煽って、買わせるか。
お金が無い?じゃあローンがありますよ♡
今なら期間限定、特別低金利でお得ですよ♡

みんな限定に弱いんだ。お得に敏感。

そう、僕たちは損したくない生き物。出来るだけ損は減らしてお得に暮らしたい。

だから「お得なら」とついつい過剰に買ってしまう。

なんかだいぶ脱線しているが、
要は現実を脱出するには、現システムのいいカモにならずに暮らすということ。
そのためには日本銀行券は極力使わない方向で考える。(稼いでも、使っても搾取されるからね)

そのための山であり、自給的な暮らしということ。
自然の恵みの中で暮らせば、環境にも身体にもイイ。

もちろん、作れないものは買えばいい。何も仙人みたいな暮らしを推奨してる訳じゃない。
貨幣への依存を下げつつ、自給率を高めましょうということ。

それが有事の際のセーフティネットにもなるしね。

実際に現実脱出を実践している人もいる

いくつかそんな山ライフを実践している方を紹介。

三角エコビレッジ サイハテ

▲三角エコビレッジ サイハテ

ここはもう結構有名どころ。
パーマカルチャーを主体としたエコビレッジ。景色も良く最高の環境だと思う。一度は訪れてみたい場所。
 

Bライフ

Bライフ研究所

Bライフの著書も読んだが、実践形式で非常に参考になる内容。ホームページも良コンテンツが多くてイイ。10万円で家を建てて暮らすというライフスタイル。

neo地球生活

地球生活NEO

最近楽しみでよく見ているブログ。実際に8000坪の山林を購入し、開拓されている様子が書かれている。是非一度お会いして話を聞きたいと思っている。

さいごに

まぁ、実際山を買って暮らす以外にも現実を脱出する方法はあると思う。
僕の場合は「山林を買う」というのが一番性に合っていたということ。

だからみんなそれぞれの方法で「現実を脱出」すればいいと思う。
だって、一人ひとり見ている現実は違うからね。

僕から言いたいのは
家を買うな。山を買おう
っちゅうこと。

それがこれからの現実脱出論のトレンドになると勝手に思っている。

では、お後がよろしいようで。
ほなまた。
 
 


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