いきなりですが、あなたは毎日うんこしてますか?そして出たうんこを確認したことはありますか?
え?毎日うんこが出ていない?出たうんこを確認したことがない?
それはヤバイですね。相当ヤバイ。
何がヤバイって?
それはこれから説明していきたいと思います。
みんなうんこのことをナイガシロにし過ぎているんじゃないかと心配になります。ホント。
うんこはカラダからのお便り
うんこって漢字で書くと「大便」て書きますよね。
これ、呼んで字のごとく大きなお便りという意味。ちなみにおしっこは「小便」。小さなお便りということです。
カラダからの大きなお便りなんですよ、うんこは。
どんな色か、カタチ、臭いはどうか、量はどうか、とか状態を日々確認することで腸内の状態を知ることが出来ます。
理想のうんこは赤ちゃんのうんこだと言われます。黄土色でバナナみたいな一本のうんこがベストの状態です。臭いも臭くなく香ばしい感じの臭い。
赤ちゃんは母乳しか飲まないので良い状態をキープするのは簡単ですが、大きくなると色々なものを食べるようになっていい状態をキープするのが難しくなってきます。特に現代の食べ物だと。
母乳には食物繊維や炭水化物、オリゴ糖等腸内環境を整える為の成分がバランス良く配合されているんですよね。だから赤ちゃんは理想的なうんこをすることが出来るんです。
じゃあ、どうすればいいのかという言うと、その母乳に含まれている成分を主体的に食事から摂取することが大事だということです。
食物繊維であれば、ごぼうとかキャベツ、玄米から摂取したり、オリゴ糖であれば玉ねぎが良いとか、あとは発酵食品(本物の)も大事です。
腸内環境(フローラ)を最適化するには、良い菌を摂ることも大事ですが、それと合わせて菌のエサを与える必要があります。その両方が無いとあんまり意味がありません。
生態系の一部としてのうんこ
自然界には生産者、消費者、分解者の3者がいます。
生産者は植物とかで消費者は人間を含む動物等、そして分解者は菌類等。
この3者によって物質が循環しています。
人は生み出された果実や穀物を食べることで消化してうんこを排出します。生態系の中ではそれが人の役割です。生きてるだけで存在理由があるということ。
本来的には人間の仕事としいうのは、食べ物を食べてうんこをすることだと言えます。それ以上でも以下でも無いということです。
文化、文明の元、様々な仕事が生まれ多様な仕事をするようになった人類ですが、原点に帰ればうんこをすることが一番重要だということです。(生態系にとっては)
うんこ is kingなんですよ。
江戸時代は長屋の家主が住民のうんこを農民に販売していて結構な利益を上げていたと聞きます。金肥と言っていたみたいですし。
当時の人の方がうんこの重要性に気がついていたんですよね。
生命の原点、うんこの養分を活かす
うんこはすべての原点になります。
人間にとってはただの排泄物ですが、そこには豊富な養分があります。その養分を菌類が分解することで土に還り、それがまた別の生物、植物等の栄養になり実りをもたらします。
現代はそんな大事なうんこを汚いものとして水で流して、薬で処理して海に流してしまっています。
過剰な養分が海に流出することで、海の生態系のバランスを崩してしまい、赤潮とか腐敗傾向に進んでしまい臭くなったりしている現状。
うんこは本来水で流すのではなく、土に還さなければならないんだと思います。
パーマカルチャーではコンポストトイレとうものを使い、うんこを堆肥化して土に還し、作物の成長に利用したりしています。
最近はバイオテクノロジーで糞尿を発酵させて肥料として利用する農業も試験的に行われていると聞きます。
農地にはうんこではなく化学肥料+農薬が投入され作物が生産されていますが、これでは土壌の微生物はどんどん減少してしまい土地がどんどん痩せてしまっています。痩せれば痩せるほど、化学肥料の投入量も増加しています。そしてこの化学肥料の主な原料は天然ガスや石油だと言われています。
現代の野菜は化石燃料で生産されているという事実。
有機農法では鶏のうんこや牛のうんこを活用し化学肥料は使用しませんが、その鶏、牛がエサとして食べているものが化成肥料で育てられた飼料だということがザラにあるみたいです。
負のスパイラルは既に起きているんですよね。
さいごに
環境問題、循環社会を考えるときに避けて通れないのが「うんこ」問題です。
日々のうんこにもっとフォーカスしても良いのではと思います。
良いうんこをすることが環境問題を解決する第一歩ということです。
ジャンクフードばかり食べてケミカルまみれのうんこをしてるようではまだまだ地球人としてはダメだということですね。
ほなまた。
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