日本初の小屋展示場で初めて出会った「マタギナルド」。
そのお店はハンバーガーを販売しているという事前情報だけしか無かったのですが、無類のハンバーガー好きの私杉浦が、そんな聞いたことの無い「マタギナルド」なんていうバーガー、食べない訳がありません。
で、実際現場で確認したところイノシシと鹿の肉が1対1の割合で入っているパティを使ったハンバーガーということでした。
最近話題のジビエです。
「マタギナルド」実食。どんな味?
今回はランチ直後の突撃だったので、フルサイズのバーガーは食べきる自信が無かったのでハーフバーガーを注文。
イメージ先行型の私は、イノシシと鹿の肉って生臭いんじゃないかとちょっと心配してたんですが、実際食べてみたら全然そんなことはありません。
単純に旨い!って感じました。
デミグラスソースでコーティングされていて旨味がさらにアップしてる印象。
肉も噛めば噛むほど旨味が出てくるという感じで、その辺で食べるハンバーガーとか一線を画してます。
いや、多分人生で初めてイノシシと鹿の肉を食べたかもしれません。
予想外の旨さで、「おっ、これなら牛、豚にこだわる必要もないかな」と思えるものでした。
野性動物問題!?
最近は狩猟女子が話題になったり、限界集落に鹿とかイノシシが増えすぎて、農作物の被害も深刻化してるようなので、こういったジビエ料理が当たり前になってくると良いサイクルが生まれるのかもしれません。
北海道でもエゾ鹿が増えすぎて問題になっているというニュースをみた記憶があります。食肉として流通させたいという話だったと思います。
今の野性動物の増加、被害の拡大は、人が里山、山林の管理を放棄したことによる環境の破壊が原因なのではと思っています。
人が介入してバランスを取っていたものが人によって崩されたと。
だからこれは人災だから、また人の手によって改善していかないと。
林業や狩猟が再度注目されているのはそんな背景があるからなのかなと思います。
なんでも貨幣に換金してしまう、貨幣経済の歪み、しわ寄せがここに目に見えるカタチで現れてきてるということなんかなと。
命のつながりを感じる
でも、そんなことよりジビエ料理を食べるということは、命のつながり、食べるものについて深く考えるきっかけになると思います。食べ物がどこから来て、どうやって加工され、私たちの前にあるのか。
そんなきっかけとしての「マタギナルド」ってほんと素晴らしい取り組みだと思います。
そして「マタギナルド」っていうネーミングが絶妙です。戦略的すぎます。
今後も「マタギナルド」の動向は要チェックですね。
ちなみに「マタギ」ってこういう意味だそうです。
マタギは、東北地方・北海道で古い方法を用いて集団で狩猟を行う者を指す。「狩猟を専業とする」ことがその定義とされる
マタギ|wikipedia
ほなまた。