ヨーロッパは環境負荷に対する意識、考え方が日本とはまるで違う。
その思考レベルの違いに驚きを隠せません。
きっかけは昨日やっていたテレビ番組です。
北緯35度線上にある国を見ていくという番組でした。
その中で、スペインのタリファという国が取り上げられていて、
タリファには大量の風力発電が設置されてました。
約100機とのことです。
海峡からの強風が常に吹いているので、発電効率がいいようです。
この大量の発電機が設置されている所には必ず監視員を配置していました。
何の監視員なのか?
それは、「渡り鳥」の監視員なんです。
この風力発電を設置している所は、ちょうど渡り鳥の通り道になっており、
以前は年間数百頭も風車の羽に当たって死亡してしまってたみたいです。
それを改善すべく、渡り鳥の監視員を設置し、渡り鳥が通る時は、
風車を停止するようにしたのです。
自然への配慮、環境に対する意識がこの施策で垣間みたように思いました。
こんな配慮日本でできますか?思いつきますか?
多分、ムリでしょうね。
そして、発電量を増やす時も、増設するのでは無く、
古い効率の悪い発電機を最新のものに取り替えることで対応していました。
最新のものは以前の2、3倍の発電効率を誇るものがあるとのことです。
これも、今以上にむやみに自然を破壊してはならないという配慮からの
行動ですよね。
本当、見習わないといけない点はいっぱいあります。
昔の日本人はもっと自然と共に生活していたような印象があります。
現代はそれが完全に崩壊してますね。
人は自然を破壊し続けることで、今の文明を維持している。
こんなやり方、そう長くは続かないのは目に見えてるのに…。
人の驕りがそうさせるのかな。
人と自然、共に生きる道を選択しないと、ですね。
ほなまた。