これからはグローバルだ!だから英語が話せないとダメだ!当社も英語で会議をする!
そんなムーブメントが一時ありましたね。
でも、実際、国内企業の9割方は、内需産業企業なので、ほとんどの企業は実は英語なんて必要ないんですけどねぇ。
そんなことはどうでもいいんですが、グローバル化は世界のモノ、人をより流動化させ、世界は豊かになったと感じます。私たちの身の回りにも多くの海外製品で溢れています。輸入食材、家具、家電、衣料等、あらゆるものが溢れています。便利な世の中になりました。
でも、この便利の裏には大きな環境負荷があることを忘れてはいけません。
輸送に関わる負荷、生産に関わる負荷、労働に関わる負荷、多くの負荷の上に成り立っているということ。
今、私たちは地球4個分のエネルギーを使って現在の生活を成立させています。そんな生活長くは続かないのは明白です。
これからその環境負荷をいかに低減させていくのか、そんなことを考えていかなくてはいけないと思うんです。
その中で、一つの解がグローバル→ローカルへの移行です。
最近はグローカルというような言い方もされている考え方ですが、ローカルを基本としてグローバルとも調和する、というものです。できるだけ地域での循環で経済活動を完結できる仕組みを作りつつ、グローバル思考、手法も不足する部分で取り入れていく、そんな考えです。
ポイントは、全ての基本はローカル(地域)にあるということです。地域の特性、特徴を最大限活用して生産→消費をそのエリア内で完結させ地域経済を活性化させるというもの。地域で完結する経済では、あらゆる環境負荷が低減できる可能性があります。
例えば、野菜です。地元でも取れる野菜を別の地域から仕入れて売るというもの。
色々な関係があるのかもしれないですが、野菜も地元で生産、消費が完結すれば、輸送に関わる負荷が低減されます。地域の雇用も確保できます。
本来、生産と消費は隣り合わせである方が環境負荷が低いものです。
昔の民家には必ず牛とニワトリがいました。これも生産、消費が同じ場所で行われてる良い循環の例です。
つきつめていくと自給自足が究極の形態ですが、現代においてそれが実践できる人はごく僅かですし、環境への影響も限定的です。
なんだかんだ言いましたが、購買時はどこで誰が作られたものなのかを見極めて、ローカルを優先して消費するのが負荷低減の一つの方法なのかなということです。また、自らも生産できるものを生産してくという心構えは大事ですね。
なんでも買って済ますんではなくて、作れるものは作るということ。畑レンタルで野菜作りもいいですし、自家発電でも、家具DIYでもなんでもいいんです。生み出す楽しみ、歓びが生活をより豊かにすると思うんです。
もっとみんなが自由に生産→消費をローカルの輪で楽しむ、そんな世界目指したいです。